2018年9月24日(月)

グーグルの機械学習自動化サービス、文章にも対応

AI
BP速報
2018/7/26 20:00
保存
共有
印刷
その他

日経クロステック

 米グーグルは2018年7月24日、機械学習モデルの開発を自動化するクラウドサービス「AutoML」の機能強化を発表した。従来の画像認識に加えて、文章の内容を判別する自然言語処理や機械翻訳にも対応した。独特の業界用語にも対応した翻訳AI(人工知能)などをユーザー企業がプログラミング不要で開発できるようになる。

 AutoMLは、グーグルがディープラーニング(深層学習)によって開発した機械学習モデルをカスタマイズすることで、ユーザー企業独自の機械学習モデルを自動的に作り出すサービスである。ユーザー企業に必要なのは少量の「学習データ」を登録することだけ。大量の学習データを用意したり、ニューラルネットワークの設計をしたりする作業は不要だ。

講演するグーグルのフェイ・フェイ・リー氏

講演するグーグルのフェイ・フェイ・リー氏

 同日に米サンフランシスコで開催した「Google Cloud Next 2018」の基調講演に登壇した「Google Cloud」部門のチーフサイエンティスト、フェイ・フェイ・リー氏は、「AutoMLは最先端の人工知能を誰にでも使えるように民主化するものだ」と強調した。

 グーグルは画像認識モデルを開発できる「AutoML Vision」のアルファ版を2018年1月に開始し、7月24日からパブリックベータとした。また同日、内容に基づいて文章を分類する自然言語処理モデルを開発できる「AutoML Natural Language」と、機械翻訳のモデルを開発できる「AutoML Translation」を追加した。

 AutoML Natural Languageでは、ユーザー企業は分類(カテゴリー)を示すメタデータを付与した文章データをいくつか登録する。そうするとユーザー企業が設定したカテゴリー項目に基づいて文章を分類するAIができあがる。

 AutoML Translationでは、ユーザー企業は人間が翻訳した文章と翻訳前の元の文章のペアをいくつか登録する。そうするとユーザー企業が登録した文章に含まれる専門用語などに対応した機械翻訳AIができあがる。グーグルは同日、日本経済新聞が日本語コンテンツの英訳にAutoML Translationを検証していることを明らかにした。

 グーグルのフェイ・フェイ・リー氏は同日の基調講演で、同社が2018年5月に発表したディープラーニング専用プロセッサー「TPU」の第3世代「TPU 3.0」もクラウドで提供する方針であることを明らかにしている。同社は現在、第2世代の「Cloud TPU」をクラウドで利用可能にしている。

(シリコンバレー支局 中田敦)

[日経 xTECH 2018年7月25日掲載]

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

保存
共有
印刷
その他

日経BPの関連記事

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報