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サッカー日本代表監督に森保氏 五輪代表と兼任

2018/7/26 16:24
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日本サッカー協会は26日、東京都内で理事会を開き、日本代表の次期監督に東京五輪男子代表を率いる森保一氏(49)が就任することを承認した。

日本がワールドカップ(W杯)に初出場した1998年フランス大会以降、日本人で代表を指揮するのは岡田武史氏(61)と、今年のロシアW杯で監督を務めた西野朗氏(63)だけ。2人はともに前任者の任期を引き継ぐ形での就任で、4年後に向けた新チームの立ち上げから就任するのは森保氏が初めて。五輪監督との兼任は2000年シドニー五輪と02年W杯日韓大会で指揮を執ったフィリップ・トルシエ氏以来となる。

サッカー日本代表の新監督に決まった森保一氏。ロシアW杯では西野監督の下でコーチを務めた=共同

サッカー日本代表の新監督に決まった森保一氏。ロシアW杯では西野監督の下でコーチを務めた=共同

森保氏は長崎市出身。J1広島などで守備能力の高いMFとして活躍。日本代表でもプレーし、Aマッチ出場は通算35試合。W杯米国大会の出場権獲得を土壇場で逃した93年の「ドーハの悲劇」も経験した。引退後は育成年代の日本代表コーチ、広島や新潟のコーチを経て12年に広島の監督に就任。1年目にリーグ優勝を果たすなど、3度のJ1制覇を達成した。

森保氏が広島で監督だったころ、主力の1人は「選手を(公平で偏りのない)フラットな目でみてくれる」と話していた。選手を平等に扱いながら競争を促し、個々人を成長させることでチーム力を高める。そんな手腕で広島を強豪チームへと引き上げた。

先発を押しのける力を秘めるとみれば、経験の浅い若手にもチャンスを与える。実績ある主力でもパフォーマンスが落ちれば、ためらわずにメンバーから外す。「選手は監督が思っている以上に繊細で、いま誰が伸びているかを理解し、自分を含めたピッチ内の序列を分かっているもの。その序列と、僕の目で見た序列(評価)がずれないように気をつけている」と森保氏は語る。それがずれていくと監督としての求心力が失われ、組織全体の掌握もかなわないと心得ている。

広島時代、クラブの顔でもあったFW佐藤寿人(現名古屋)と、当時は新米にすぎないFW浅野拓磨(現ハノーバー)を巧みに併用して機能させた。終盤の残り30分足らずとはいえ先発の佐藤をベンチに下げ、浅野にもチャンスを与え続けた。浅野にそれだけの潜在力があったからとはいえ、まだ佐藤もシーズン2桁得点を挙げられるだけの実績十分だったころだ。自らの「見る目」に対する信念がなければ、容易には踏み切れない起用策だったはずだ。

そうした面での胆力、信じた方法をやり抜く情熱を備えている。日ごろは腰が低く物腰も柔らかだが、戦いの場に立てばじっとしておらず、熱い言葉で選手をあおり立てる。メンバー選考にあたっては「すべての選手をピッチに立たせられず、申し訳ない」と涙を浮かべる人情家でもある。

(岸名章友)

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