2018年9月24日(月)

米欧、決裂ひとまず回避 自動車巡り残る温度差

トランプ政権
貿易摩擦
ヨーロッパ
北米
2018/7/26 11:08
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 【ブリュッセル=森本学】米国と欧州連合(EU)は25日、ひとまず貿易戦争回避への協議で決裂を免れた。ただ最大の焦点だった米国が検討中の自動車への追加関税の扱いを巡って、当面の発動は消えたと強調するEU側に対し、トランプ米大統領は具体的な言及を避けた。米・EUで温度差を残す結果となった。

記者会見するトランプ米大統領(右)とEUのユンケル欧州委員長=AP

 「貿易戦争を回避し、多くの労働者を救うことができる」。トランプ氏とユンケル欧州委員長が共同記者会見で、自動車を除く関税撤廃に向けた交渉開始などで合意したと発表すると、ドイツのアルトマイヤー経済相はツイッター上で即座に歓迎した。

 欧州側では、トランプ氏は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で強い姿勢を維持するためにも、最終的にはEUへの自動車追加関税の発動に踏み切るとの見方が根強かった。目先のリスクが後退したことにひとまず安堵の声が広がる。

 ユンケル氏は25日、首脳会談後の記者会見で、交渉開始で合意した工業製品の関税撤廃などの交渉中は「さらなる関税なしで合意した」と説明。交渉が続く限りは自動車への追加関税の発動はないとの見方を強調した。

 しかし、トランプ氏は具体的な言及は回避。共同声明も「交渉中は今回の合意の精神に反したことはしない」との表現にとどまった。交渉が思うように進まなければ米欧対立が再び緊迫する懸念までは消せなかった。

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