断熱窓のプロ向け展示場、YKKAPが道内初開設
YKKAPは8月1日、ゼネコンや工務店など建築のプロを対象とする建材展示場「P-STAGE北海道」を石狩市の北海道工場内に道内で初めて開く。樹脂サッシの二重・三重窓を中心に、積雪寒冷地に対応した製品を多くそろえる。省エネ意識が高まるなか、高い断熱性能をアピールして道内のビルや集合住宅への採用拡大を狙う。

小型のサーモカメラを使い樹脂窓の細部の温度変化が分かる実験スペースを設けた。湿度を変えて窓にどのような結露が発生するかの検証もできる。職人を育成する施工研修場も2019年度に開設予定。P-STAGEとしては全国7カ所目で最大規模という。
25日の報道陣向け内覧会で同社の堀秀充社長は、北海道工場発の樹脂窓の引き合いが全国で高まっているとし、「北海道の冬(の技術)を全国に発信したい」と意気込んだ。断熱性能を高めた道内市場向けの新型樹脂窓「プラマードH」の販売開始も発表した。