バルチック指数4年半ぶり高値 鉄鉱石・大豆の輸送増

2018/7/25 19:04
保存
共有
印刷
その他

総合的なばら積み船の市況を示すバルチック海運指数(1985年=1000)が4年半ぶりの高値をつけた。オーストラリアやブラジルから中国への鉄鉱石輸出が伸び、大型船の不足感が強まった。米国産大豆に制裁関税を課した中国が南米産の代替調達を増やしたことから、中型船の引き合いも堅調だ。

中国向けの鉄鉱石輸送増でバルチック指数も上昇基調

24日付の指数は1774と月初に比べて25%高い。前年同期比では8割高く、2014年1月以来の高値となった。大型のケープサイズ(載荷重量約18万トン)の用船料(チャーター料)は主要航路平均で1日当たり2万6400ドル前後と月初比4割高い。

中国では鉄鋼メーカーが今春からほぼフル生産を続けており、原料となる鉄鉱石の需要も旺盛だ。ブラジルや豪州の大手資源会社の供給意欲も強く、船の手当てを急いでいる。

ブラジル産大豆の中国向け輸送も多い。同国のトラック運転手らの大規模ストライキでずれ込んだ分の出荷が増えたほか、米中摩擦の影響で中国が調達を増やしたとみられる。

「米国積みの輸送先を中国から東南アジアに変更した荷主も出てきた」(海運ブローカー)といい、第三国経由で中国への輸送を狙う動きも出ているようだ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]