2018年9月26日(水)

未来面「つくりかえよう。」

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 日本経済新聞社は、読者や企業・団体の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートしました。今期のテーマは「つくりかえよう。」 革新的なアイデアをお寄せください。企業のトップが選んだ優れたアイデアは新聞紙面や日経電子版で紹介します。アイデアの投稿はこちらから。
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高崎秀雄・日東電工社長の講評

2018/7/30 2:00
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 皆さんからバラエティーに富んだアイデアを多数いただき、ありがとうございました。創業以来、我々はイノベーションを繰り返し実現してきましたが、幅広い世代の方にテープやフィルムの新しい活用法を考えていただき、大変刺激を受けました。

高崎秀雄 日東電工社長

高崎秀雄 日東電工社長

 「自分を補修するテープ」は、文字通り医療の現場を変える材料になるかもしれませんね。特に臓器向けでは、自らの細胞を培養できれば組織適合性というハードルを乗り越えることができ、より確実な治療が可能となりそうです。また病気や事故に備えて、細胞を培養して長期保管しておく「細胞バンク」のような概念も出てくるでしょう。当社もライフサイエンス分野に進出しており、このような先端医療にどんどん挑戦していきたいと思っています。

 「お掃除フィルム」は、ホコリを除去するのではなく、そもそもホコリを発生させないためにはどうしたらいいか、という着眼点が素晴らしいです。ハウスダストに悩まされているそうですが、本当に困っているからこそ生まれたアイデアだと思います。カラーや柄付のデザインにより、自由自在に住空間を創れるようにするという点も大変興味深いといえます。

 「災害時でも機能が働くフィルム」は逆転の発想に関心を持ちました。電波を吸収したり遮蔽したりする機能は広く知られていますが、逆にフィルムから電波を発信させて一刻を争う災害救助に役立てるという視点には新たな展開が望めそうです。

 今回投稿いただいたアイデアに共通するのは、世の中をもっと安全に快適にしたいという思いです。全く新しい商品を開発するだけでなく、テープやフィルムなど昔からある技術を進化させることで、皆さんの生活をよりよいものへ導く余地がまだまだあることを実感しました。これからも皆さんの健やかで快適な生活を担えるような企業であり続けたいと思っています。

◇――――――――◇

 テープやフィルムの進化について私も考えてみましたが、そうした視点で身の回りをながめてみると、色々なところにテープやフィルムが使われていることに気がつきました。皆さんからの提案には、そんな技術を様々な課題解決の手段に使おうというアイデアが多かったように思います。

 例えばテープを新たな素材やセンサーとして使い健康や医療に役立てようという案、フィルムを自由自在に使える大型ディスプレーにしてしまうといった例などです。発想次第で進化の余地はまだまだ十分にありそうです。(編集委員 関口和一)

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