AGCやドコモ、時速100キロで5G通信に成功

2018/7/25 14:19
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AGC(旧旭硝子)とNTTドコモ、エリクソン・ジャパンは25日、ガラスアンテナを搭載した自動車で、高速の第5世代(5G)通信に成功したと発表した。時速約100キロメートルの高速走行中に、最大で毎秒8ギガビットで電波を受信した。

実験車の4カ所にオンガラスアンテナを取りつけた

実験車の4カ所にオンガラスアンテナを取りつけた

大容量のデータを高速で通信できれば、自動運転の精度を高めたり、車内で楽しむコンテンツを充実させたりすることが可能になる。2020年以降の実用化を見込む。

実験車のフロントガラスやリアガラスなど4カ所に計8個のアンテナ素子によるオンガラスアンテナを取りつけた。毎秒8ギガビットの通信速度は現行のスマートフォンで実用している4G通信に比べ約10倍速い。時速30キロの走行中では最大で毎秒11ギガビットまで高まるという。

実証実験に使用したオンガラスアンテナ素子

実証実験に使用したオンガラスアンテナ素子

5G通信が使う28ギガヘルツ帯の周波数はこれまでの通信に比べ遠くまで届きにくい特徴がある。3社では電波を特定方向に集中させる「ビームフォーミング機能」や複数の基地局から複数のアンテナに向けて同時にデータを送信する「MIMO(マイモ)機能」を活用して高速通信を成功させた。

5G通信で歩行者情報や交通状況を取得すれば自動運転の安全性を高められるほか、カーナビゲーションに地図表示をリアルタイムで更新する機能を付けられる。高画質な映画などのコンテンツを移動中の車内で楽しめるようにもなりそうだ。

(新田祐司)

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