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松下元日銀総裁が死去 バブル崩壊後の金融対応

経済
2018/7/25 8:46 (2018/7/25 10:38更新)
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松下康雄氏(2005年)

松下康雄氏(2005年)

 元日銀総裁としてバブル経済崩壊後の金融機関の破綻処理や日銀法改正を手掛けた松下康雄(まつした・やすお)氏が20日、死去した。92歳。財務省と日銀が25日午前、発表した。告別式は近親者で行った。

 松下氏は神戸市出身で1950年東大法学部卒業後、大蔵省に入省。主計局長や事務次官を歴任した。87年に旧太陽神戸銀行の頭取に就任。90年に旧三井銀行との合併を実現し、誕生した太陽神戸三井銀行(後のさくら銀行、現三井住友銀行)では会長に就任した。

 94年12月に第27代日銀総裁に就任。95年には景気低迷に対応するため公定歩合を当時としては最低水準の0.5%に引き下げるとともに、兵庫銀行や木津信用組合、住宅金融専門会社(住専)など金融機関の破綻処理などバブル崩壊の後始末に追われた。97年に破綻した山一証券には、信用秩序維持の観点から日銀特別融資を実施した。

 橋本龍太郎内閣が進めた日銀の独立性を高める日銀法改正にも関わった。98年4月の新法施行後も総裁を続ける予定だったが、同年3月に日銀幹部職員が接待汚職事件で逮捕された責任を取り、任期半ばで辞任した。

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