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バドミントン・朴HC「桃田は優勝のチャンスある」

バドミントンの世界選手権が30日、中国・南京で開幕する。躍進を続ける"最強日本"を率いるのは2004年からヘッドコーチを務める朴柱奉(パク・ジュボン)氏だ。現役時代は韓国代表としてバルセロナ五輪男子ダブルスで金メダルに輝き、引退後は英国、マレーシアのナショナルチームを指導した実績を持つ。自ら旗振り役となった日本代表改革の歴史や、今回の世界選手権への意気込みを聞いた。

――就任当時の日本代表の印象は。

朴柱奉HCは高橋・松友組など五輪メダリストを育ててきた

「基本の技術はあるものの、大きな試合は全て負けていた。『絶対勝つ』という気持ちが全然見られなかった」

「当時は小さな大会で世界ランキングのポイントを積み重ね、五輪へ参加することが一番の目標となっていた。ランキングは五輪参加が可能な順位まで上げていたが、本当の実力は低かった」

――どのように改革を進めたのか。

「私の目的は選手のレベルを上げること。世界の強豪が集まる試合に派遣し、トップ選手と戦うことで自分の実力を確かめさせた」

「それまで代表合宿は1年に3、4回しか行われず、実質的に実業団のスタッフが自分たちの選手を見ていた。それを全てナショナルコーチ陣が指導するように変えた。今では年間250日もの代表活動を組んでいる」

――リオデジャネイロ五輪以降、女子ダブルスの活躍が目覚ましい。

「高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)がリオ五輪で金メダルを取ったことでみんなの士気が高まった。自分たちも頑張れば世界を相手に渡り合える。それがモチベーションになっている」

――高橋、松友組は少しランキングを落としている。五輪連覇に向けてこれから何が必要か。

「経験では一番のペアだが、(研究されているので)レシーブのパターンを増やす必要がある。個々では松友がネットプレーのミスを減らし、高橋は攻撃の形をもっと工夫できるといい」

――男子シングルスは今季代表に復帰した桃田賢斗(NTT東日本)がここまで好調だ。

「本人のモチベーションがどんどん上がっている。フィジカルが強くなったし、練習に対する意識も高い。試合での緩急のコントロールも以前より良くなった」

――世界選手権でのメダルの可能性は。

「桃田は今のコンディションをキープできれば優勝するチャンスはあるだろう。世界トップ10に4ペアが入っている女子ダブルスも金メダルの可能性は十分。女子シングルスは絶対女王の戴資穎(台湾)を相手に、連覇を目指す奥原希望(日本ユニシス)や山口茜(再春館製薬所)がどこまで強く気持ちを持てるか。男子ダブルスにもメダルのチャンスはある」

(聞き手は堀部遥、北川和徳)

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