2018年11月19日(月)

NAFTA合意に努力を メキシコ次期大統領、トランプ氏に書簡

2018/7/24 2:52
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【プエルトバジャルタ(メキシコ中部西海岸)=丸山修一】メキシコ次期大統領に就任するロペスオブラドール元メキシコシティ市長がトランプ米大統領に対し、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の妥結に向けた努力を求めていることがわかった。26日には米ワシントンで閣僚会合が再開される。メキシコ政府は改めて早期妥結に向けて交渉を加速させたい考えだ。

ロペスオブラドール氏もNAFTA再交渉妥結を求めている=ロイター

ロペスオブラドール氏は13日にポンペオ米国務長官とメキシコシティで会談した際にトランプ氏への書簡を渡した。書簡ではNAFTA再交渉が長引いていることで「中長期的な投資が妨げられ、メキシコの経済成長が難しくなっている」と指摘。「再交渉妥結に向けて努力を重ねる価値がある」と早期妥結により現在の不安定な状況を脱したいとの考えを示した。

ロペスオブラドール氏は選挙期間中に現政権での交渉を中止し、12月の新政権発足後に再開するように求める発言もしており、交渉姿勢が注目されていた。今回の書簡では経済への影響を踏まえて新政権発足のタイミングと関係なく、早期の合意を求める姿勢を明確にした。

26日に再開される閣僚会合には、メキシコ側からグアハルド経済相など現政権の交渉団だけでなく、新政権からもNAFTA再交渉を担当する予定のヘスス・セアデ元世界貿易機関(WTO)事務局次長らが同行する予定だ。来月から本格化する政権移行期間の間でも再交渉が円滑に進むようにしたい考えだ。

グアハルド氏は23日、同日始まった太平洋同盟の首脳会合の会場でNAFTA再交渉に関して、まだ交渉妥結していない項目に関しても「妥結のチャンスはある」と前向きな姿勢を示した。同時にトランプ氏が求める2国間協議を否定し、あくまでも「カナダを含めた3カ国での協議を進める」との方針を示した。

NAFTA再交渉では特に自動車貿易で域内の関税をゼロにする条件を定めた「原産地規則」のほか、5年ごとに協定を更新しなければ自動的に失効する「サンセット条項」などをめぐり米国とメキシコ、カナダの間で鋭く対立している。

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