2018年9月19日(水)

格安スマホのマイネオ、ソフトバンク回線使うプラン

ネット・IT
2018/7/23 19:30
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 関西電力子会社で格安スマートフォン(スマホ)事業を手がけるケイ・オプティコムは23日、ソフトバンクの回線を使うプランを9月に売り出すと発表した。すでにNTTドコモKDDI(au)の回線に対応しており、3キャリアの契約者は端末を変えなくてもケイ・オプティコムに乗り換えられる。3キャリアの回線を全て使えるのは格安スマホ業界で初という。

ソフトバンク回線に対応した新プランを発表するケイ・オプティコムの荒木誠社長(左)(23日、東京都新宿区)

 同社は「マイネオ」のブランドで格安スマホ事業を展開している。ソフトバンクの回線を借りるプランを9月4日に発売する。価格は3ギガ(ギガは10億)バイト分のデータ通信のみのプランで月990円(税別)でドコモ、au回線のサービスとほぼ同水準。

 ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアで端末を買うと、契約したキャリアの回線でしか通信できないようにする「SIMロック」がかかっている。今回、ソフトバンクに対して契約者が解約を申し出れば、そのままケイ・オプティコムに移行できる。

 同日開いた記者発表会で荒木誠社長は「全てのキャリアの契約者がすぐに乗り換えられる。顧客層を拡大したい」と話した。

 SIMロックの解除手続きはインターネット経由や携帯ショップでできるが、スマホ初心者にとってはそもそもの仕組みを理解するのが難しい。たとえばソフトバンクの契約者がドコモ回線を使っている格安スマホに乗り換える際、端末にかかっているこのロックを解除する必要がある。

 マイネオが約1500人に聞いた調査によると、約3割がSIMロックを「知らない」と回答した。

 格安スマホのユーザーは女性や高齢者、スマホ初心者にも広がっている。調査会社のMM総研(東京・港)によると、2018年3月末のマイネオの市場シェア(ワイモバイル除く)は9.2%で5位。KDDI系のUQモバイルに抜かれ、17年から順位を1つ下げた。

 マイネオのようにキャリアの系列でない独立系の事業者にとっては厳しい市場環境が続く。LINEモバイルが3月にソフトバンクの子会社になるなど、大手の攻勢により独立系の格安スマホは淘汰の流れにある。

 マイネオは大手3キャリアのユーザーを取り込むことで、21年3月までに契約件数を現状の2倍の200万件に増やす計画だ。

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