中国、習主席の礼賛を抑制 対米摩擦で責任分散か
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【北京=永井央紀】中国で習近平(シー・ジンピン)国家主席に対する個人崇拝を抑制する動きが出始めた。対米貿易摩擦の激化を機に水面下でくすぶっていた批判が表面化し始めたため、当局が習氏のポスターを一部で撤去するなどの対応に乗り出したもようだ。「貿易戦争」がこのまま過熱し続ければ、習氏「1強体制」への逆風が強まる可能性がある。
7月中旬、北京市内の共産党関連施設で複数の掲示板から習氏のポスターがはがされ...
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