2019年1月24日(木)

トヨタ、フィリピンで新型車生産開始 優遇措置対象に

2018/7/19 23:21
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【マニラ=遠藤淳】トヨタ自動車は19日、フィリピン・ラグナ州の工場で主力小型セダン「ヴィオス」の新型車の生産開始式を開いた。政府が自動車産業の育成を目指して導入した生産振興策の対象車で、部品の現地調達比率を高めた。フィリピンでは物品税の引き上げで足元の新車販売市場は落ち込んでいる。新型車の投入で販売テコ入れを狙う。

新型ヴィオスでは政府の振興策に沿って、プレス部品の50%を国内で生産し、旧型車の40%強から引き上げた。自社工場内に射出成型機を導入し、バンパーのほかスピードや燃料のメーターを設置するパネルを新たに生産する。国外から輸入していたシフトレバー周辺の部材を地場の部品メーカーから調達する。取引先を含めた投資額は55億ペソ(約120億円)に上る。

ヴィオスの2017年のフィリピンでの販売台数は約3万7000台。1月に車の物品税が引き上げられた影響で新車販売市場は落ち込んでいるが、生産台数は旧型車を上回る月3500台を計画しており、安全性能を高めた新型車で需要を掘り起こす考えだ。

政府の振興策では、部品の現地調達比率のほかに、6年間で20万台以上を生産することを条件に補助金などの優遇措置が受けられる。トヨタの現地法人の鈴木知社長は「生産台数のハードルは高いが、達成できるだろう」と話した。

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