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出光、時価総額1兆円超え 還元拡充が支え
昭和シェルとの統合比率に影響も

2018/7/19 20:30
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出光興産の株式時価総額が19日、1兆296億円と、2006年の上場以来、初めて1兆円(終値ベース)の節目を超えた。直近で株価を大きく押し上げたのが昭和シェル石油との統合合意だ。統合に伴うコスト削減効果に加え、大胆な株主還元方針が好感されている。

19日の出光株は一時、前日比250円(5%)高の5050円まで上昇し、年初来高値を更新した。統合発表前の9日からの株価上昇率は30%と、18%の昭和シェルや2%のJXTGを引き離す。

株高に弾みをつけたのは、昭和シェルとの統合を決めた10日の発表だ。来年4月の経営統合をきっかけに、生産や供給面で一段の効率化が進むとの期待が高まる。

だが、株式市場でそれよりも材料視されているのが出光の還元方針だ。統合後となる20年3月期からの中期経営計画で、総還元性向を50%以上とする目標を掲げる。3年間の累計純利益の半分超を自社株買いと増配に充てる内容で、ポジティブサプライズとなった。

みずほ証券の新家法昌シニアアナリストは「業界内で最高水準の還元だ」と評価。17日に目標株価を5000円から5900円に引き上げた。

新会社の株式交換の比率は10月に決定する予定だ。出光の時価総額は統合発表前に昭和シェルの1.37倍だったが、発表後の株価上昇を受けて19日には1.52倍になった。今後も株価上昇率の格差が広がれば、両社の統合比率の算定に影響しそうだ。

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