シンガポール、TPPを批准 メキシコ・日本に続き3カ国目
【シンガポール=中野貴司】シンガポール政府は19日、11カ国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)を批准したと発表した。国内手続きを終えたのはメキシコと日本を合わせ3カ国となった。「TPP11」は6カ国が批准すれば発効する規定になっており、早期の発効に一歩近づいた。
チャン・チュンシン貿易産業相は「貿易摩擦が激しくなるなかで、TPPは自由貿易やルールに基づいた貿易体制に我々が関与していることを明確に示すものになる」と強調した。発効後に新たな参加国を受け入れることにも、前向きな姿勢を示した。