2018年8月21日(火)

砂川事件の再審認めず 最高裁、特別抗告を棄却

2018/7/19 13:03
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 東京都砂川町(現立川市)にあった米軍基地に学生らが立ち入った1957年の「砂川事件」で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は19日までに、有罪(罰金刑)が確定した元被告ら4人の特別抗告を棄却する決定をした。18日付。再審開始を認めない判断が確定した。

 特別抗告していたのは、土屋源太郎さん(83)ら元被告や遺族の計4人。基地拡張の反対デモで基地に入り、刑事特別法違反罪に問われた。

 59年の一審・東京地裁判決は米軍駐留が憲法9条に違反するとして無罪を言い渡したが、最高裁が同年の判決で破棄。差し戻し後の裁判で有罪となり、その後確定した。

 2008年以降、当時の田中耕太郎最高裁長官(故人)が最高裁判決前に米国側に裁判の見通しなどを伝えたとする文書が見つかった。土屋さんらは、憲法で保障された公正な裁判を受ける権利が侵害されたとして、14年に再審請求した。

 16年の東京地裁決定は、長官の発言について「刑事手続きの一般論を語ったにすぎない」として請求を棄却。17年の東京高裁決定も再審開始を認めず、土屋さんらは最高裁に特別抗告していた。

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