2019年3月20日(水)

タイの少年ら、洞窟からの救出に感謝 死亡の元隊員に哀悼

2018/7/19 11:34
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【チェンライ=共同】タイ北部チェンライ県の洞窟から奇跡的に生還した地元サッカーチームの少年12人とコーチの計13人が18日、初めての記者会見をチェンライで開いた。救出への感謝を述べ、救出活動中に死亡した海軍の元特殊部隊員に哀悼の意を示した。

洞窟から救出後初めての記者会見に向かうサッカーチームのコーチ(手前)と少年ら(18日、タイ・チェンライ)=共同

13人は司会者の質問に答える形で洞窟内での生活や心境を説明。コーチは救助物資が届くまで「食料はなく、水だけで過ごした」と話し、少年らは「とても空腹で、できるだけ食べ物について考えないようにした」と振り返った。

少年らは脱出するために自分たちで洞窟に穴を開けようと、石を使って壁を掘ったとも説明。コーチが指示し、少年らは順番に掘ったという。

少年らは救助に「ありがとう」と謝意を示す一方、死亡した元隊員に「とても申し訳なく思う」と謝罪。少年の一人は「安らかに眠ってください」としたメッセージを読み上げた。

少年らは「これからはもっと注意深く行動する」と述べ、水位上昇が予測される洞窟内へ入ったことへの反省を示した。コーチは「助かる方法は必ず見つかる。諦めるな」と少年らを励まし続けたことを明らかにした。

記者会見は、少年らが無事に家に戻れるようになったのを記念するイベントとして実施。司会者が「将来の夢は」と尋ねると、少年らの多くが「サッカー選手か海軍特殊部隊員になりたい」と元気に答え、すっかり回復した様子を見せた。ボールを蹴るなどのパフォーマンスも披露した。

13人は6月23日に洞窟に入り、水位が上昇して出られなくなった。7月2日に捜索中の潜水士らに発見され、8日から10日までに全員が順次、救出された。チェンライの病院に入院し、18日に退院した。

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