安川電機、中国・奇瑞とEV生産設備で協業

2018/7/18 20:00
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安川電機は中国の自動車メーカー、奇瑞汽車(安徽省)グループと電気自動車(EV)の生産設備について製造販売で協業する。安川電機の中国子会社が奇瑞傘下の安徽瑞祥工業に少額出資することで合意したと18日発表した。奇瑞以外の自動車メーカーにも設備を導入している「システムインテグレーター」の瑞祥工業と組み、中国で拡大するEV市場にロボットやモーターを売り込む。

出資の詳細は非公表で瑞祥工業への取締役派遣も検討していない。瑞祥工業は車体溶接などの工程でロボットを使う自動化技術に強みを持つ。

安川電機は奇瑞汽車とEV用モーターや駆動システムの量産についても中国の合弁会社を通じて準備している。安川は今回の出資で、EVの基幹部品と生産設備それぞれで中国の自動車メーカー開拓の足がかりを得る。

EVでは軽量化につながる高張力鋼板(ハイテン)やアルミニウム、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を車体に採用する動きが広がっている。従来と異なる溶接工程が必要となっており、安川も中国企業と組んで新たな生産設備の導入ノウハウや販売ルートを活用する。

安川電機はこれまでも家電大手の美的集団(広東省)と量産技術や介護製品で提携し、受託製造サービス(EMS)の深圳市チャンイン精密技術とスマートフォン分野で合弁会社を設立。「生産大国の中国で現地大手と組みながら技術動向を見極める」(小笠原浩社長)考えで、中国の産業用ロボットメーカーに中核部品のコントローラーなどを販売する方針も打ち出している。

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