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7人制ラグビーW杯のカギ 岩渕代表総監督に聞く
20日開幕、米サンフランシスコで

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2018/7/19 6:30
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 7人制ラグビーのワールドカップ(W杯)が20~22日に米サンフランシスコで開かれる。2020年東京五輪のメダルを狙う男女日本代表の目標は、初の8強進出。男子代表ヘッドコーチ(HC)も兼任する岩渕健輔・男女日本代表総監督に、これまでの強化や、目指す戦いについて聞いた。

男女日本代表総監督の岩渕氏=日本ラグビー協会提供

男女日本代表総監督の岩渕氏=日本ラグビー協会提供

 ――16年のリオデジャネイロ五輪で4位に入った後の男子日本代表の強化はどのように進めてきたのか。

 「環境面で新しい試みをしてきた。日本ラグビー協会と(事実上のプロ契約となる)専任契約を結んだ選手が3人。それ以外の代表選手もほぼ全員が所属企業の理解などを得て(15人制でなく)フルタイムで7人制をプレーできるようになった。リオまでと大きく違う」

 「チームの拠点となるグラウンドを決め、その近くに選手の住居や事務所を構える準備も進めている」

「選手の力そのものも高める」

 ――この2年、サーキット式の国際大会「ワールドシリーズ」ではやや苦戦が続いた。ニュージーランド人のダミアン・カラウナHCが5月に契約満了で退任。岩渕氏がHCを兼ねる形になった。

 「カラウナHCはキックオフ時のポジショニングなどの細かいシステムや、技術的な指導、それぞれの試合への対応という面ではいいコーチングをしてくれた。ただ、フィジカル(身体能力)やパス技術など選手個々の成長という点は十分でなかった。この問題は本人ともずっと話し合ってきたが、退任の一番の理由になった。彼が残してくれたシステムはいいので、大きなところは今も変えていない」

 「個の力が足りないのはリオ五輪のときも同じだった。狙っていたことが全てうまくはまり、4位には入ったが、プレッシャーが一番かかる最終日(の準決勝や3位決定戦)にいいパフォーマンスを出せなかった。そのときの選手の力を最大限に引き出すことは大事だが、選手の力そのものも高めないとメダルは取れない」

7人制男子日本代表は初の8強入りを目指す(日本代表候補チームとして出場した1日の国内大会)=共同

7人制男子日本代表は初の8強入りを目指す(日本代表候補チームとして出場した1日の国内大会)=共同

 ――どの部分を鍛える必要があるのか。

 「被トライ数やタックル成功率など、チームのスタッツ(各種データ)のほとんどが世界の16位くらいにとどまっている。これを上げなければいけないが、そのために一番足りないのはフィジカル。強豪国に体重で劣るだけでなく、20、30メートル走のスピードや、フィットネス(持久力)も負けている。(1日2度の)2部練習をグラウンド上で高い強度で行うこともまだできない。五輪本番より強度の高い練習を1日2度、3日連続でできるようにならないといけない」

 「練習をただたくさんすればいいわけではない。そのための様々な取り組みを始めた。選手の唾液を毎日採取し、生化学者に分析してもらい、疲労度を測っている。睡眠の専門家や栄養士もつけ、選手の血液も定期的に採取する。9月からは心理的なアプローチも始める。チームのベースを鍛え、ラグビーのスタッツの向上につなげる」

 ――グラウンド上ではどういう戦い方を目指すのか。

 「スタイルとしては守備が大前提になる。しつこく動き続けることが大事。今後はいくつかのディフェンスのパターンを使い分けられるようにならないといけない。多くのオプションを用意して選手が使い分けることも、リオ五輪で出た課題だった」

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