2018年9月26日(水)

日の丸交通とZMP、都心で自動運転タクシー実験

スタートアップ
サービス・食品
東京
2018/7/18 13:47
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 タクシー大手の日の丸交通(東京・文京)と自動運転技術を開発するZMP(同)は18日、東京都心で自動運転タクシーの実証実験を8月下旬に始めると発表した。両社によると、客を乗せて自動運転タクシーで営業走行するのは世界で初めてという。2020年に自動運転タクシーを実用化する目標で、タクシー運転手の不足などの課題解決をめざす。

実証実験は千代田―港区間の約5.3キロで行う(左がZMPの谷口社長、右が日の丸の富田社長、18日、東京都千代田区)

 8月27日から9月8日までの約2週間、実験をする。三菱地所と森ビルの協力を得て、東京都千代田区大手町と港区の六本木ヒルズの間(約5.3キロメートル)を1日4往復する。東京都が募集した公道での自動運転の支援事業に採択された。

 タクシーとして使うミニバンには、ZMPが開発した自動運転システムやセンサーを搭載し、車線変更や右左折、停車などの運転操作を自動でする。運転はシステムが担うが、運転席には日の丸交通の運転手が、助手席にはオペレーターが座った状態で運行する。緊急時や交通状況によっては、ドライバーが介入する。

 運賃は片道1500円とする予定。自動運転タクシーが走りやすいルートで運行するため、通常のタクシーで最短距離を走行した場合の運賃をもとに算出した。利用者のスマートフォン(スマホ)を活用して料金を決済したり、タクシーのドアを開けたりするサービスも採用する。

 日の丸交通とZMPは17年6月に提携し、20年に自動運転タクシーを実用化する目標を掲げる。タクシー業界はドライバーの高齢化や人手不足に直面している。18日の記者会見で、ZMPの谷口恒社長は「ドライバーの不足分を自動走行タクシーで補うなど、既存のタクシーと自動運転技術は共存共栄できる」と述べた。日の丸交通の富田和孝社長も「ライドシェアとは共存できないが、自動運転技術とは共存できる」と話し、介助が必要な高齢者向けなど特徴のあるサービスに運転手を活用することですみ分けが可能だとの見方を示した。

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