MRJ、英でお披露目飛行 中部企業に期待と不安

2018/7/17 19:42
保存
共有
印刷
その他

国産旅客機「MRJ」を開発中の三菱航空機(愛知県豊山町)は英国で開催中の国際航空展示会で16日、初の飛行展示を披露した。部品の供給などで関連する中部企業の間では「追い風になる」との期待の声が上がった一方、「まだ先行きに懸念が残る」との不安の声も聞かれた。

MRJは英ファンボローの空港で飛行し、開発が順調に進んでいることを世界の航空関係者にアピールした。中部のサプライヤーからは「航空に関心の高い学生の採用に追い風になりそう」(機体組み立ての東明工業=同県知多市)といった声や「MRJの存在感の高まりは中部の航空産業にもプラス」(部品加工会社)と喜ぶ声が相次いだ。

ただMRJが飛行展示に成功しても、まだ先行きは楽観できない。あるサプライヤーからは「これまで突然の延期で人員の配置転換などに苦労した。これ以上、MRJに経営資源を割くのはリスクが大きい」との不安の声も漏れる。

MRJは当初2013年の初号機納入をめざしたが、設計見直しや検査不備などを理由に納期を5度延期。商業運航に必要な「型式証明」の取得などのハードルが残されている。20年半ばを目標にする初号機納入に向け、量産体制の構築や受注積み上げも重要になる。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]