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元巨人・クロマティ氏、尽きぬ野球への情熱
日本を拠点に活動

2018/7/18 6:30
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 1980年代に巨人で活躍したウォーレン・クロマティ氏(64)が今年から日本を拠点に活動している。1月に歴史をテーマにした衛星放送「ヒストリーチャンネル」を運営するエーアンドイーネットワークスジャパン(東京・港)と契約。日本の特派員として広告塔になっている。その傍らで野球への情熱は尽きず、振興にも力を入れている。

 巨人史上最強の助っ人とも評されるクロマティ氏は、米大リーグのモントリオール・エクスポズから84年に移籍し、7年間で通算打率3割2分1厘、171本塁打、558打点をマーク。実力はさることながら、バンザイするパフォーマンスでファンを楽しませる人気者だった。91年限りで引退した後も故郷の米フロリダ州でラジオDJを務め、時折日本のテレビ番組にも出演していた。

クロマティ氏は活動の拠点を日本に移した

クロマティ氏は活動の拠点を日本に移した

レジェンドゲーム開催を模索

 明るい性格は当時のまま。米国でも巨人の試合は「常に気にしていた」という。なぜこのタイミングで日本に戻ってきたのか。「日本の野球界を盛り上げたいと思っていたんだ」とクロマティ氏。いまでも道を歩けば街行く人に声をかけられるといい、「まだみんなが僕を覚えてくれている。日本は僕の一部。だから元気づけたい。もっと野球人気が出てほしい」と語る。

 現在は現役時代に活躍していた外国人でOBチームを結成し、レジェンドゲームを開催できないか模索している。ランディ・バース(元阪神)、オレステス・デストラーデ(元西武)、ラルフ・ブライアント(元近鉄)、ブーマー・ウェルズ(元阪急など)の各氏……。すでに何人かには声をかけ、賛同も得ているという。「相手チームになる日本人のOBにはまだ話をできていないが、今後お願いしたいと思っている」。2019年のオフシーズンの実現を目指して動き出したいという。

 クロマティ氏は東日本大震災の復興支援で米大リーグ機構(MLB)の野球教室に参加した経験を持ち、OB戦をチャリティーにする計画もある。「子どもは将来の野球界を背負う存在。親世代と一緒に楽しんでもらいたいし、一人でも多く好きになって野球に取り組んでもらいたい」

 また、将来的には「日本でスポーツアカデミーも創設したい」と夢を語る。当時に比べて子どもが打撃フォームをまねしたくなるような個性豊かな選手が少なくなったことを嘆き、「日本の野球は少し退屈に感じる。レベルも少しダウンした」と指摘。野球はもちろん、テニスやサッカー、バスケットボールなど他競技を含めて、「海外に留学せずとも英語を勉強しながら国際的な視野を持ったアスリートを育成したい」という。

 日本での活動に軸足を置きつつも、球団が消滅したカナダ・モントリオールに再びメジャー球団を誘致するプロジェクトの発起人も務めているクロマティ氏。精力的に日米の野球界に携わろうと奮闘する日々は続く。

(渡辺岳史)

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