2019年5月22日(水)

ボーイングCEO「MRJ支援を継続」

2018/7/16 16:10
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【ロンドン=星正道】米ボーイングは15日、ロンドンで記者会見し、国産ジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)と三菱重工業とのパートナーシップを続ける方針を明らかにした。デニス・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)は「MRJに対する(支援の)義務に変わりはない」と述べた。

三菱航空機はボーイングとMRJのカスタマーサポート契約を結んでいる。MRJを顧客の航空会社に引き渡した後、ボーイングがMRJの部品調達や在庫計画を策定、現地サービスなどを24時間体制で手掛ける。三菱航空機は顧客サービスのノウハウがないため、ボーイングとの協業はMRJ事業の継続に不可欠な条件だった。

ボーイングは7月上旬、MRJと競合するリージョナルジェット機大手、エンブラエル(ブラジル)の小型旅客機事業の買収を発表。三菱重工や三菱航空機との今後の関係が注目されていた。

マレンバーグCEOは「(民間航空機分野で連携する)三菱重工とのパートナーシップも継続していく」と強調。ボーイングのグローバルサービス部門のスタンリー・ディール社長も「MRJを含めて三菱重工との関係深化を図りたい」と述べた。三菱航空機と関係が悪化する懸念が出ていることについては「問題ない」とした。

16日に開幕する世界最大級の航空展示会「ファンボロー国際航空ショー」に先立ち、ボーイングの首脳・幹部らが会見した。

一方、マレンバーグCEOは過熱する米中貿易摩擦について「サプライチェーン(供給網)に影響し、コストが上昇することなどを懸念する」と指摘した。そのうえで「航空機産業は自由で開かれた貿易が繁栄を支えている。貿易摩擦が良い方向に収束することを望む」と米中両政府に注文した。

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