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攻守に奮闘 ポグバ「チームとしてやり遂げた」

後半、クロアチアのブロゾビッチ(左)と競り合うフランスのポグバ=三村幸作撮影

ポグバが乗ってくるとピッチが小さく感じられる。40メートル先へのパスを、まるで10メートル先に届けているかのように楽々と通してしまう。空間把握の縮尺、スケールが違うのではと舌を巻いてしまう。

自陣内からエムバペを走らせたロングパスも、それを出してすぐゴール前まで駆けつけてしまう走力も、ひとり規格の違う選手がプレーしている観があった。そのエムバペが右奥まで運んだ折り返しを、グリーズマンがつないでくれたところでまずズドン。いったんはDFにブロックされたが、跳ね返りをすかさずもう一度打ち込んだ。

2度目は左足でインサイドキック気味にコントロールショットでゴール左へ打ち込んだ。ペナルティーエリアやや外からと距離はあったはずが、至近距離から打つかのように悠々と決めている。

実はこのゴールが今大会の初得点。当初はポグバの得点と発表された1次リーグ初戦のゴールが、相手の足に当たっていたため後にオウンゴールへと訂正されていただけに「決勝でゴールできるなんて信じられない。とても幸せだよ」とはしゃぎぶりも尋常ではない。

状況に応じて下がってはDFを助け、要所で辛抱強い働きが光った。君がこのチームのボスだ、とたたえた記者に「僕がボスなわけじゃない。僕らは家族のようにつながった、よいチームたり得たんだ。そしてチームとしてやり遂げた。そのことを誇りに思う」と応じた。手柄をチームに帰するのは、組織のなかでの自分の役割と責務を客観的にとらえられているからだろう。仲間とともに成熟した万能モンスターは25歳。伸びしろもエネルギーもまだまだ余っている。

(モスクワ=岸名章友)

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