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大谷や田中ら故障者続いた日本勢 大リーグ前半戦
スポーツライター 杉浦大介

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2018/7/16 6:30
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 米大リーグは前半戦終了までそれぞれ1試合を残すだけになり、7月17日(日本時間18日)のオールスターゲームを挟んで後半戦に突入する。今季は球宴に出場する日本選手こそいないが、所属する多くのチームがプレーオフ出場の可能性を残している。その中でワールドシリーズ制覇に向かって突き進むチームは現れるのか。日本選手がいるチームの前半戦を振り返り、後半戦の見どころと行方を占っていきたい。(記録は14日現在)

田中にとって防御率4.68は不本意な数字に違いない=AP

田中にとって防御率4.68は不本意な数字に違いない=AP

ヤンキース

 ワールドシリーズ進出まであと一歩と迫った昨季の勢いをそのままに、今季は評判通りの強せを見せている。野手ではアーロン・ジャッジ、ジアンカルロ・スタントン、投手ではルイス・セベリーノ、アロルディス・チャプマンら主力が実力を発揮。ルーキーながらオールスターにも選ばれたグレイバー・トーレスのような新星も現れ、メジャー2位の高い勝率を残してきた。

 そんな名門球団に誤算があったとすれば、まずは同地区のレッドソックスがヤンキースを上回る驚異的な勢いで勝ち続けていることだろう。そして、セベリーノ以外の先発投手陣が苦しんでいること。ソニー・グレイの不振が続き、先発の一角を占めるはずだったジョーダン・モンゴメリーが故障で戦列を離れている現状では、宿敵レッドソックスを追い詰めるのは容易ではない。

 そんな状況だからこそ、両太もも裏の張りから復帰したばかりの田中将大にかかる期待は大きい。今季は7勝2敗と高い勝率を誇るが、防御率4.68は不本意に違いない。それでも結果的に復帰登板を果たした7月10日まで約1カ月にわたって利き腕を休めることができ、後半戦の投球内容向上が期待される。ペナントレースが白熱する夏から秋にかけ、大舞台に強い田中が本来の力を発揮すれば、ヤンキースは今後これまで以上に楽しみになる。

6月25日、マイナーで実践復帰したダルビッシュ=AP

6月25日、マイナーで実践復帰したダルビッシュ=AP

カブス

 54勝38敗でナ・リーグ中地区首位。ただ、前評判では同地区の「大本命」といわれていただけに、2位ブルワーズと1.5ゲーム差という現状はやや期待外れか。野手ではアンソニー・リゾ、カイル・シュワバー、クリス・ブライアントら主力が軒並み低調。ハビアー・バイエズ、アルベルト・アルモラ・ジュニアらが活躍しているが、地区優勝を飾った過去2年と比べると迫力不足は否めない。

 先発投手陣もエースのジョン・レスター以外はもう一つで、なかでもダルビッシュ有(8試合で1勝3敗、防御率4.95)が故障と不調で大誤算だった。オフに6年総額1億2600万ドル(約141億円)の大型契約で加入したばかりのダルビッシュに対する風当たりは徐々に強くなっている。

 もっとも、これだけ戦力面でマイナス要素が多くても首位にいることは底力の証明とも考えられる。トレード期限前に補強するか、一部の主力野手とダルビッシュらの復帰を辛抱強く待つか、フロントの決断に注目が集まる。

ドジャース

 クレイトン・カーショー、コーリー・シーガーら主力の故障もあり、開幕から42試合を終えて16勝26敗と苦しんだ。ほかにもけが人は多く、ナ・リーグ西地区連覇は「5」でストップするかとみられた。

 しかし、これが名門の底力か。マット・ケンプ、マックス・マンシー、ロス・ストリップリング、新人ウォーカー・ビューラーらの頑張りもあって、ドジャースは5月下旬からは投打がかみ合って浮上し始めた。7月12日にはついにダイヤモンドバックスをとらえ、指定席の地区首位に立った(14日現在は2位)。

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