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ベルギー過去最高3位 E・アザール鮮やか追加点

2018/7/15 8:30
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後半、追加点を決めるE・アザール=沢井慎也撮影

後半、追加点を決めるE・アザール=沢井慎也撮影

開始4分に失点し、その後も押されていたイングランドが、終盤になって猛然とベルギー陣内へ攻めてきた。

すわ、同点かと思われた70分の場面。壁パスで抜けてきたダイアーは、ふわりと浮かせたシュートでベルギーの鉄壁GKクルトワをもかわしたが、DFアルデルウェイレルトの帰陣とクリアがすんでのところで間に合った。これは2点目を取らないと埒(らち)があかないとみたのだろう。82分にE・アザールがゴールを突き刺し、粘るイングランドを降参させた。

このときの身ごなしがこなれていた。イングランドの防御線の内側にさりげなく足を戻し、半身に構えるE・アザール。DFの背中からつい一歩の距離をとる。その距離がパスの通る道となる。流しこむデブルイネ。受けながら、DFの鼻先にずいと体を割りこませたところで勝負ありだった。直前のムニエのシュートを腕1本で防いでいたGKピックフォードが、狭いニアサイドをもののみごとに射抜かれた。

「感無量だよ」とE・アザール。マン・オブ・ザ・マッチは今大会3度目だ。「もちろん、あすの決勝に立つ選手の気持ちとは比べられないが、僕らはベルギーの人々を幸せにできたと思う」

実のところ、彼らの首にかけられた銅メダルには、五輪のそれほどの値打ちはないとみられている。3位も4位もファイナリストになれなかった点では一緒。それがW杯の通念で、3位決定戦の意義を問う声さえある。

だが、若いイングランドと違って、27歳になったこの主将にとっては「旬」の季節で迎えた大会だ。それはチームも同じ。名手シーフォを擁した1986年大会の4位を上回るのは、いまをおいてほかにない。メダルという形ある成果がほしい。ルカクやデブルイネらタレントの力とともに、この気持ちでもイングランドをしのいだのだろう。

フランス戦から中3日。失望から立ち直る時間を、相手より1日多く与えられたのも大きい。デブルイネは「僕らのサッカーを、多くの人が楽しんでくれたんじゃないかな」。

2点差をはね返した日本戦。先手をとってブラジルを引き回し、若いイングランドを番付どおりの内容で寄り切った。メダルがなければ思い出してもらえないようなチームでなかったのは確かなことだ。

(サンクトペテルブルク=阿刀田寛)

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