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イングランド、新スタイルは完成途上も誇れる4位

2018/7/15 8:30
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試合終了後、健闘をたたえ合うイングランドのケーン(左)とベルギーのE・アザール=沢井慎也撮影

試合終了後、健闘をたたえ合うイングランドのケーン(左)とベルギーのE・アザール=沢井慎也撮影

丁寧につなぎながらボールを運び、チャンスを作り上げる新しいイングランドスタイルの一端は存分にみせた。ボール保持率は57%。キック&ラッシュを見慣れた古い世代は、「これがイングランドか」と驚くのでは。

確率の高いパスを優先してつなぐことの裏表で、遅攻が増えて一息ついてしまうきらいもある。これだと相手DFも一息つけてしまう。前半、ボールは回せても、守備網を破る急流にはならなかった。だが「後半は素晴らしかった」というサウスゲート監督の言葉に偽りもない。MFリンガードらがピッチへ送り出され、守備ラインの背後へ抜ける動きとそこを突くパスが勢いを増した。

立て続けにゴールを脅かし、70分には抜け出したMFダイアーがGKクルトワもかわしてシュート。惜しくもゴールライン際でDFにかき出された。シュート数は相手を上回る15本。形は作りつつも得点できなかったのは、経験の浅さからか。

同じプレミア勢といえども、現時点ではデブルイネやE・アザールの方が実力も経験も先輩格。「個」では及ばず、連動性もベルギーほどこなれてはいなかった。サウスゲート監督は「準決勝まで進めたことは成功の証拠。選手は自分たちを誇りに思うべきだ」と健闘をねぎらう。

同時にこの監督は「自分たちのレベルに対しては現実的でいる」という。4強入りにおごるでなく、卑下もせず、ひたすら「改善、トライ、それを続けること」と足元をみつめて語る。新たに歩み始めた路線の正しさ、登り詰めるべき道程の険しさ、その双方を実感しているのだろう。

主将ケーンも「僕らは学びのさなかにいる。顔を上げていきたい」と応じる。学び、自信を得たロシアの夏から、新たな挑戦の一歩が始まる。

(サンクトペテルブルク=岸名章友)

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