2018年8月21日(火)

駐車場シェア競争過熱 ソフトバンクが10月開始

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2018/7/13 20:00
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 駐車場シェアリングのサービスが広がりを見せている。ソフトバンクは13日、10月下旬にサービスを始めると発表。全国2万カ所以上をカバーするアキッパ(大阪市)は、大企業との提携を拡大する。同サービスは都市部の慢性的な駐車場不足と遊休地の活用という2つの課題の解決につながる。カーシェアリングなど他の移動サービスとの連携も進みそうだ。

IoT機器で空きスペースの有効活用を提案する(13日、東京都中央区でのデモ)

IoT機器で空きスペースの有効活用を提案する(13日、東京都中央区でのデモ)

 「車を止めるという一見シンプルだが複雑な作業を変えたい」。ソフトバンクの担当者は13日、都内で開いた説明会で意気込んだ。同社はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用。カメラやセンサーのついたIoT機器を企業などに販売し、余ったスペースを簡単に駐車場として使えるようにする。

 携帯電話会社が手がける理由はスマートフォン(スマホ)との親和性の高さだ。利用者はスマホのアプリで近場や目的地にある空き駐車場の検索・予約をし、料金支払いまでできる。ソフトバンクはまず企業に販売し、将来は個人にも広げる。

 ソフトバンクは自転車シェアの「ハローサイクリング」との連携も想定。カーナビゲーションサービスで集めたデータをもとに移動の需要予測サービスも視野に入れる。

 一方、先行するアキッパは阪急阪神不動産やJR西日本など自社で土地を持つ企業や、自動車関連サービスを手がけるスタートアップと提携してきた。今年5月には住友商事などの出資も受け入れ、約70万人いる会員の利便性を高める。

 アキッパはカーシェアとの相互乗り入れをにらむ。カーシェアと、柔軟に車をとめられる駐車場シェアがつながれば、旅行などの選択肢は増える。駐車場シェアは繁閑に応じ料金が変わるのも特徴。アキッパは将来、自動運転車が最寄りの安い駐車場を探すようなサービスもにらみ、異業種との提携を広げる構えだ。

 一方でパーク24も参入するなど競争は激しく、楽天が6月にサービスを中止するといった動きもある。アキッパは「大企業の参入でサービスの知名度が上がれば、当社にもプラス」と、ソフトバンク参入を歓迎する。

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