2018年9月25日(火)

小売株、中国で明暗 ファストリ高く良品計画は低迷

2018/7/13 19:30
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 小売企業の決算発表後の株価で明暗が分かれている。12日に2017年9月~18年5月期連結決算を発表したファーストリテイリング株は13日に大幅に上昇した。一方、良品計画ニトリホールディングスの株価は決算発表後は低迷している。いずれも通期見通しに対する業績の進捗は順調だったが、中国事業の動向が成否を分けている。

 13日の東京株式市場でファストリ株は一時8%高まで上昇。中国を中心に夏物が伸び、海外ユニクロ事業の営業利益は前年同期比65%増えた。「ユニクロの強さを見せつけた好決算」(UBS証券の守屋のぞみ氏)を受け買いが膨らんだ。

 決算発表後に株価が好調な小売企業には中国消費の取り込みに成功している銘柄が多い。訪日中国人客の需要を取り込んだコスモス薬品は12日発表した18年5月期連結決算で営業利益が一転増益となり、13日に一時18%高を演じた。小売り以外の消費関連でもキユーピーは18年11月期の中国事業の営業利益で前期比10%増を見込み、5日の決算発表から13日までに株価は4%上昇した。

 一方、中国事業に不安があるとみられている小売企業の株価は安値圏で推移する。良品計画は3~5月の中国の営業収益の伸び率が18年2月期の22%から18%に鈍化。4日の決算発表から株価は10%下げた。ニトリHDは3~5月の中国の新規出店が1店にとどまり、年間計画(20店)に対する遅れが嫌気された。株価は6月末の決算発表後、6%安に沈む。

 中国を成長ドライバーと見込む日本の小売企業が多いだけに「中国関連売り上げの好不調が株価に直結しやすい」(大和証券の石黒英之氏)との指摘が出ている。

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