2018年9月20日(木)

マレーシア病院大手IHH、印同業を1200億円で買収
増える医療ニーズに商機

東南アジア
アジアBiz
2018/7/13 14:23
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 【シンガポール=岩本健太郎】アジア有数の病院グループでマレーシアを拠点とするIHHヘルスケアは13日、インドの同業フォルティス・ヘルスケアを最大約730億ルピー(約1200億円)で買収することで同社と合意したと発表した。株式の過半を取得する。経済成長に伴って拡大するインドの医療需要を取り込む。

 IHHはフォルティスが実施する400億ルピーの第三者割当増資を引き受け、株式の31%を取得する。さらに公開買い付けで最大26%の追加取得を目指す。独禁当局の許可を得たうえで18年末までに出資を完了する見込み。

 IHHはマレーシアやシンガポール、トルコなど9カ国で49の病院を経営する。12日時点の時価総額は約490億リンギ(1兆3000億円)に達し、日本の三井物産が18%出資している。

 既にインドには進出しており、フォルティスの買収により同国で37の病院を運営するグループになる。インドは経済成長に伴って質の高い医療への需要が高まっているが、公的な病院だけでは対応しきれておらず、民間参入の余地が大きいとみている。

 タン・シーレン最高経営責任者(CEO)は13日の電話会見で「医療市場はサービスが行き届いていないだけに拡大が見込める」と述べた。

 フォルティスはインド内外で34の病院を運営する。18年3月期は約100億ルピーの赤字だった。業績悪化から支援先を探していた。

 IHHのほかに複数の陣営が買収に関心を示していた。フォルティスは13日、最終的にIHHと、インド企業などの連合の計2陣営が入札したことを明らかにした。買収額の大きさなどからIHHを選んだ。

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