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選手、監督ダブルVなるか デシャン仏監督

2018/7/13 12:00
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フランスのデシャン監督は1998年のW杯で主将を務めた=共同

フランスのデシャン監督は1998年のW杯で主将を務めた=共同

 【モスクワ=岸名章友】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝は、15日午後6時(日本時間16日午前0時)からモスクワで行われる。フランスは2度目、クロアチアは初のW杯制覇を目指す中、フランスのデシャン監督(49)は、史上3人目となる選手と監督の両方で頂点に立つという偉業にも挑む。

 1930年に第1回大会が開催されたW杯の優勝国は8カ国に限られる(ウルグアイ、イタリア、ドイツ、ブラジル、イングランド、アルゼンチン、フランス、スペイン)。選手でも監督でも戴冠したとなるとブラジルのザガロ、ドイツの“皇帝”ベッケンバウアーの2人しかいない。

 デシャンは母国開催の1998年大会で主将としてチームをまとめ、初のW杯制覇の原動力となった。監督としての優勝をかけた今回の決勝について「もちろん感覚は違う。当時とは私の役割は変わっているからね。こうした形でもW杯の決勝へたどり着けたのはとても誇らしい」と語る。そして選手を舞台で躍動する「俳優」に例え「日々すごい早さで成長している」と持ち上げる。

 20年前のフランス代表はFWアンリらが新風を吹き込んでいたチームで、若さがのぞくイレブンをボランチの位置で支えたのがデシャンだった。目立たなくても体を張り、泥臭く動き回ることもいとわず、ジャケ監督の意図をピッチへ行き渡らせる伝達者でもあった。

 いまの代表にデシャンに相当するリーダーはまだいない。ただデシャン当人は、それも可なりととらえているふしがある。2012年7月に就任後、編成メンバーは時々で変えてはきたが、形から入るよりは選手ありきで構成してきた点は一貫している。1人のリーダーを無理やり育てるよりも、若い面々がそれぞれに熟し、おのおのがリーダー性を発揮できればよいと達観しているよう。

 選手個々人が責任を果たすことで、組織としての成熟度も示したベルギーとの準決勝は、“育たぬなら、育つまで待とう”というデシャン流の集大成でもあっただろう。

 前評判はフランス優位との声が多かった2年前の欧州選手権決勝はポルトガルに敗れた。今回も似た状況があるゆえに、デシャンは勝ったつもりになりそうなムードを戒める。「まだ王者にはなっていない。謙遜した敗者に甘んじるのは、もうごめんだ」

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