2018年7月19日(木)

受刑者、脱走認める 松山地裁の初公判

社会
2018/7/13 11:51
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 4月に愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から脱走し、約3週間にわたる逃亡中に車や現金を盗んだとして、逃走や窃盗などの罪に問われた受刑者の平尾龍磨被告(27)は13日、松山地裁(末弘陽一裁判長)で開かれた初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、規律違反をし、刑務所内の安全対策の委員から外すと刑務官に言われ、自尊心が傷つき「刑務所の中に居場所がなくなったと感じるようになった」と指摘。人間関係から逃れたいと考え、げた箱に「すみませんでした」と謝罪する手紙を置いて逃走した、と経緯を説明した。

 平尾被告は丸刈り頭で、上下紺のジャージーを着て出廷。逮捕時にあったひげはきれいにそられていた。罪状認否で起訴内容を認めた後、「逃走した理由については自分なりに…」と自身の見解を述べようとしたところ、裁判長から詳細は被告人質問で聞くとしてさえぎられる場面もあった。

 起訴状によると、4月8日午後6時ごろ、作業場の寮1階の窓から脱走。その後、逮捕される同30日までの間、今治市内の住宅で現金約3万円や車などを盗んだほか、潜伏先の広島県尾道市内の住宅や駐車場などでミニバイクや健康保険証など約60点(計約31万円相当)を盗んだとしている。

 平尾被告は脱走後、今治市内で盗んだ車で愛媛県と広島県を結ぶ瀬戸内しまなみ海道を渡り、尾道市・向島の別荘などに潜伏。24日夜に泳いで本州側へ渡った。上陸後に尾道市内の住宅に隠れた後、電車で広島駅に移動し、30日に広島市内で身柄を確保された。〔共同〕

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