2018年7月23日(月)

新潟の高3自殺、SNSで中傷 いじめ認め校長謝罪

社会
2018/7/12 22:27
保存
共有
印刷
その他

 新潟県立高校3年の男子生徒(17)が6月下旬、いじめを示唆するメモを残し自殺した問題があり、校長や県教育委員会が12日、高校で記者会見し、周囲の複数の生徒から不快なあだ名で呼ばれたり、会員制交流サイト(SNS)上で誹謗(ひぼう)中傷を受けたりしていたと明らかにした。校長は一連の行為がいじめに当たると認めて謝罪。県は第三者委員会で、いじめと自殺の因果関係を調べる。

 学校は年4回、アンケートでいじめの有無を調査し、生徒が自殺する前の6月20日にも行ったが把握できなかった。自殺後の調査にはいじめがあったと答えた生徒もいたといい、校長は「アンケートの取り方に改善の余地がある」と話した。

 県教委などによると、生徒へのいじめは5~6月ごろで、生徒から学校に被害の訴えはなかった。身体的ないじめや金銭を巡るトラブルは確認されていない。いじめをほのめかすメモは生徒のスマートフォンに残され、家族や友人への思いも記されていたという。学校側は「遺族の意向」として、いじめの詳細を明らかにしていない。

 生徒は6月27日、メールで担任に欠席を届けて行方不明になり、警察などが翌28日、遺体を発見。生徒は3年になって学校をほとんど休まず、教職員や友人との関係に問題はなかったという。

 県教委や学校は遺族や生徒の保護者らにすでに概要を説明した。いじめに加わったとされる生徒は、反省する態度を示しているという。校長は「生徒の悩みをくみ取ることができなかった。生徒やご遺族に申し訳ない」と述べた。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報