2018年9月20日(木)

岡山・倉敷市で健康管理チーム始動 厚労省が初派遣

西日本豪雨
2018/7/12 20:56
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 西日本豪雨で甚大な被害があった岡山県倉敷市で12日、大規模災害時に被災者の健康管理などを支援する「災害時健康危機管理支援チーム」(DHEAT)が活動を始めた。被災地の医療情報を収集したり避難所の衛生管理を助言したりする。厚生労働省によると、DHEATの派遣は全国で初めて。

 DHEATは東日本大震災や熊本地震で保健所が被災して支援物資を素早く分配できなかった経験がきっかけとなり、厚労省が2016年度からDHEATの候補者向け研修を開始。18年3月から運用を始めた。チームは医師や管理栄養士らで構成され、被災地の保健所などで感染症の拡大防止や各地から集まった医療チームの指揮にあたる。

 今回のメンバーは長崎県の医師や薬剤師、保健師ら5人で、期間は7月末まで。岡山県側が厚労省に派遣を要請した。12日は倉敷市役所で職員や医療関係者と打ち合わせ後、同市真備町地区の医療機関を視察して患者の受け入れ態勢などを聞き取った。

 チーム責任者の宗陽子医師は「避難所での食中毒などの課題を集約して、解決に当たる中枢としてこれまでの訓練の成果を発揮する」と意気込みを話した。同地区で避難所生活を送る無職の女性(67)は「避難所で皆が健康に過ごせるよう、適切なアドバイスをお願いしたい」と期待した。

 厚労省によると、11日に広島県からも派遣要請があり、現在、どこの自治体のチームを派遣するか検討中という。

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