福島県の内堀雅雄知事は12日、2020年東京五輪の聖火リレーのスタート地が同県に決まったことを受け、聖火リレーに関する県の実行委員会を8月に立ち上げる方針を明らかにした。
内堀知事は「福島県でのリレーを復興五輪のスタート地としてふさわしい内容にしたい」と話した。
県内の具体的なスタート地点やルートについては、実行委員会で議論していく方針。内堀知事は「福島は広い県なだけに、多くの県民がかかわれるようなものにしたい」と話した。
県によると、東京電力福島第1原子力発電所事故の被災12市町村から「ルートに選んでほしい」との要望が寄せられており、県の担当者は「年内にルートを決定し、その後、ランナーの選定を進めたい」としている。
県がまとめた案は大会組織委員会を通じて、国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得る必要がある。