2018年11月15日(木)

トルコリラが最安値、大統領「金利は低下」発言を懸念

2018/7/12 18:01
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【イスタンブール=佐野彰洋】トルコの通貨リラが再び下げ足を速めている。エルドアン大統領の発言が金融政策への介入懸念につながり、12日のアジア市場では対ドル相場が一時1ドル=4.97リラまで下落、約1カ月半ぶりに過去最安値を更新した。年初からの下落率は2割超に達した。

エルドアン氏は9日に2期目の就任を宣誓し、経済政策を仕切る財務相にエネルギー天然資源相だった娘婿のアルバイラク氏を起用した。市場は同氏の手腕や中央銀行の独立性低下を懸念し、リラの急落を招いていた。

11日には金融引き締めを嫌うエルドアン氏による「金利低下を信じている」との発言が報じられた。同日発表された経常収支の悪化とともに材料視され、最安値更新につながった。

5月のリラ急落も、きっかけは中銀への統制強化を示唆したエルドアン氏の発言だった。この時は中銀が緊急利上げに踏み切り、相場の底割れを防いでいた。

今月24日には中銀の金融政策決定会合が迫る。直近のインフレ率は15%を超えており、エコノミストは一段の引き締めが不可欠とみるが、エルドアン氏の発言で中銀が市場を納得させられるだけの利上げを実施できるのか、懸念が膨らんでいる。

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