香川県は人工知能(AI)による音声認識アプリを使った記者会見録の作成を始める。音声を自動的に文字に変換できるため、ICレコーダーを聞き直す従来方式より、作成時間が4割ほど短縮できるという。AIなど先端技術を活用する一環で、業務の効率化に役立てる。
知事の記者会見で4月から試用しており、17日から本格導入する。音声を自動変換した文字データを担当者がチェックして仕上げる。固有名詞や行政用語などで起きやすい誤変換も登録すると、精度が上がるという。
採用するアプリには多言語翻訳機能もあるため、今後は外国人が参加する庁内会議や講演会などでの利用も検討していくという。記者会見録はホームページで確認できるほか、動画としても掲載している。