インドネシア、米鉱山子会社の株式取得で合意
世界最大級の銅山運営

2018/7/12 17:18
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【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシアのジョコ大統領は12日、米鉱山大手、フリーポート・マクモランの現地法人の株式の過半を国営鉱業大手のインドネシア・アサハン・アルミニウム(イナルム)が取得すると明らかにした。同国で世界最大級の銅鉱山、グラスベルグ鉱山を運営するフリーポートに対し、採掘権や輸出を認める代わりに、株式の51%超を譲渡するよう求めていた。

インドネシア東部にある世界最大級の銅鉱山、グラスベルグ鉱山=アンタラ通信・ロイター

インドネシア政府とフリーポートが12日中にも合意文書に署名する。まずイナルムがフリーポート・インドネシアの株式の51%を取得し、将来的にはグラスベルグ鉱山があるパプア州政府や地元自治体も一定の株式を持つ見通しだ。一部報道では、取得額は40億ドル(約4400億円)程度になるという。

インドネシア政府は17年1月から、銅などの未加工鉱石の輸出を全面的に禁止した。フリーポートなどの外国企業が輸出を続ける場合、鉱山の運営会社の株式の過半をインドネシア側に譲渡することを条件に、新たな許可を出すとする新規制を導入した。インドネシア政府とフリーポートは株式の売却額などを巡り交渉を続けていた。

イナルムは国営のアルミニウム精錬会社で、17年末にはイナルムが持ち株会社になる形で、いずれも国営で非鉄大手のアネカ・タンバンや石炭大手ブキット・アサム、スズ大手のティマと経営統合した。

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