2018年7月19日(木)

北海道南西沖地震から25年 奥尻島、犠牲者に黙とう

社会
2018/7/12 17:14 (2018/7/12 23:10更新)
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 北海道と青森県で計230人の死者・行方不明者を出した1993年の北海道南西沖地震から12日で25年となり、津波に襲われ最大の被災地となった北海道奥尻島(奥尻町)で、島民らが海に灯籠を流すなどして犠牲者を悼んだ。

北海道南西沖地震から25年、最も被害が大きかった青苗地区でろうそくをともす島民ら(12日夕、北海道・奥尻島)=共同

北海道南西沖地震から25年、最も被害が大きかった青苗地区でろうそくをともす島民ら(12日夕、北海道・奥尻島)=共同

 津波と火災で300戸以上が全壊した島南部・青苗地区では同日夕、遺族ら約20人が海に向かって手を合わせ、灯籠約40個を流した。岬の慰霊碑近くでも、島民らがろうそく千本に火をともし「7.12 風になり 星になり いつまでも」とのメッセージを浮かび上がらせた。

 町職員の工藤将人さん(26)は1歳で被災。がれきの下敷きになったが母に守られ、近くの住民に救助された。津波で祖母と叔父を亡くしたといい「天から見守ってほしいとの思いと、島を元気にしたいとの思いを灯籠に込めた。僕たち若い世代で記憶を語り継いでいきたい」と話した。

 地震発生時刻の午後10時17分には、島南部・初松前地区などで黙とうがささげられた。12時間前の午前10時17分にも、島の防災行政無線でサイレンが鳴らされ、島民らが黙とうした。

 地震は93年7月12日に発生。奥尻島の犠牲者は198人に上った。町主催の追悼式は地震から20年の節目の2013年を最後とし、その後は各地区の遺族会などが慰霊行事を続けている。〔共同〕

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