2018年7月16日(月)

西日本豪雨、死者200人に 特別警報発令から1週間

西日本豪雨
社会
2018/7/12 15:17 (2018/7/12 18:54更新)
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 西日本を中心に甚大な被害をもたらした記録的豪雨は、大雨特別警報の発令から13日で1週間。警察庁は12日午後、死者が200人に上ったと発表した。広島県や岡山県などで60人以上の安否が分かっていない。避難者も15府県で7千人を超える。土砂災害や河川の氾濫などの影響で、道路の通行止めや鉄道の運休も続いており、復旧への道のりは険しい。

道路脇に積み上げられた家財道具などの災害ごみ(12日、岡山県倉敷市真備町地区)

道路脇に積み上げられた家財道具などの災害ごみ(12日、岡山県倉敷市真備町地区)

 気象庁によると、「数十年に一度」とされる大雨特別警報が最大11府県に発令されたのは最多。京都府や岡山県では特別警報が20時間ほど続くなど発令されていた時間も45時間40分で約2日間にわたる。72時間雨量は22道府県119地点で観測史上1位を更新した。

 警察庁発表の死者数は報告時点で災害が原因と正式に確認されていない人も含まれており、自治体などによる集計では死者は186人。地区の4分の1が浸水した岡山県倉敷市真備町地区の犠牲者は50人に達した。

 住宅の全半壊などは16府県で776棟。床上・床下浸水は29道府県で2万3374棟となった。農林水産省によると、梅雨前線が活発となった6月28日以降の農林業や水産業の被害額は計110億9千万円に上る。

 土砂の流入などによる鉄道施設の被害はJR西日本など27路線で100カ所以上。橋が流された路線もあり、運転見合わせが1カ月以上に及ぶ見通しの路線もある。高速道路も中国、四国、九州地方の広い範囲で通行止めが続いている。

 停電はほぼ解消したが、12日正午現在で広島県や岡山県などで約23万5千戸が断水している。

 気象庁によると、被災地では今後1週間、高気圧に覆われて晴れる日が多い見通し。35度以上の猛暑日となる地点もあり、同庁は熱中症への警戒を呼びかけている。

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