2018年7月20日(金)

ユーグレナ、ミドリムシ由来の米こうじ サプリで展開

ヘルスケア
サービス・食品
2018/7/12 15:17
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 ユーグレナは12日、ミドリムシ由来のこうじを使った商品を展開すると発表した。第1弾として米こうじのサプリメントを13日から通販や直営店で発売する。ミドリムシの働きとこうじの組み合わせを研究し、通常のこうじ商品より酵素が働く力を高める技術を確立した。30~40代の女性が対象で、飲料や味噌などへも応用する。初年度1億円の売上高を目指す。

ミドリムシを使った米こうじを展開する

 「ミドリムシの培養と日本古来の発酵の技術は類似点が多い。新たな武器となる新素材の開発で、様々な商品への展開を模索していきたい」。12日、都内で開いた発表会でユーグレナの福本拓元取締役は強調した。

 種こうじや酵母菌を生産する秋田今野商店(秋田県大仙市)と共同で開発した。ユーグレナのミドリムシ粉末を添加した蒸米を培地に、特定のこうじ菌を繁殖させたところ、酵素の力が2倍以上になったという。生きたこうじや酵素をそのまま摂取でき、腸内環境を整える。便通や肌荒れに効果が期待できるという。

 価格は30日分で、税別4200円。カプセル状のサプリを1日に3粒飲むのが目安。ユーグレナの通販サイトと上野と日本橋にある直営店で販売する。

 福本取締役は「ミドリムシには200億円以上の市場が存在し、色々な視点で応用できる」と話す。今後は甘酒やみそ、日本酒などの食品や化粧品の原料としても展開する。

 腸内環境を改善する発酵食品や食物繊維を豊富に含む食材の人気は高まっている。背景には便秘に悩む人の存在がある。国内では推定450万人おり、女性や高齢者に多いとされる。横浜市立大学大学院医学研究科肝胆膵消化器病学の中島淳教授は「腸にはたくさんの神経が集まっており、最近では脳とつながっていることも分かってきた。野菜や果実だけ必要分の食物繊維を摂取するのは難しく、上手にサプリや栄養食品を活用することが重要」と指摘する。

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