2018年9月24日(月)

楽天がAPI流通事業、最大手のRapidAPIと提携

科学&新技術
BP速報
2018/7/12 20:00
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 楽天と楽天コミュニケーションズは2018年7月11日、APIマーケットプレース「Rakuten RapidAPI」を発表、同日提供開始した。

楽天が「Rakuten RapidAPI」を発表(撮影:山口健太)

楽天が「Rakuten RapidAPI」を発表(撮影:山口健太)

 RapidAPIは米Rソフトウエア(R Software)が提供するAPIマーケットプレースで、同社によれば世界最大規模。楽天はRソフトウエアと独占的な戦略パートナー契約を締結し、共同でRakuten RapidAPIを日本とアジア市場向けに提供するとした。

 発表会には、楽天副社長執行役員 CIO&CISOで楽天コミュニケーションズ代表取締役会長兼社長の平井康文氏が登壇。APIエコノミーの拡大について、「APIを通じて新たな価値連携を生み出し、企業や業種を越えたバリューチェーンが生まれている」と語った。

 楽天のAPI戦略については、それまで個々の事業部が作ってきたAPIを2017年に「Rakuten APIゲートウェイ」に集約。楽天が提供する450のAPIへのリクエスト回数は、2018年6月に前年比47%増となる月間166億回に達したという。

 その一方で、APIを提供するプロバイダーと利用する開発者の間には多くの課題があると指摘。「APIを流通させるマーケットプレースの提供にビジネス機会があると考えた」(平井氏)と背景を語った。

 Rソフトウエアの創業者兼CEOのイド・ジノ氏については「イスラエルで出会った20歳の天才だ。8000以上のAPIを提供する世界最大規模のマーケットプレースで、米国では50万人以上が利用している」(平井氏)と紹介した。発表会に登壇したジノ氏は、「様々な企業がEメールの仕組みを活用しているように、アプリのコンポーネントには共通する部分が多い。それを再利用できれば、開発者は自分のアプリにコンポーネントを統合できるようになり、開発費用や時間を節約できる。これがRapidAPIの狙いだ」と語った。

 3年前に創業したRソフトウエアはイスラエルで50万ドル、シリコンバレーで1200万ドルの資金を調達したという。地域別の市場規模は米国が1位で、2位はアジアとした。「アジア市場では課金、ドキュメント化などがまだ十分ではなく、大きなチャンスがある。楽天とのパートナーシップに期待している」(ジノ氏)

(ライター 山口健太)

[日経 xTECH 2018年7月11日掲載]

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