2018年7月19日(木)

熊本市議の失職取り消し 不服申し立てで知事裁決

九州・沖縄
社会
2018/7/12 10:45
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 熊本県は12日、地方自治法の兼業禁止規定に違反したとして、熊本市議会の議決で3月に市議を失職した北口和皇氏について、蒲島郁夫知事が11日付で議決を取り消す裁決をしたことを明らかにした。北口氏が知事に不服申し立てをしていた。同氏は議決時にさかのぼって復職した。

 議決取り消しの理由として、北口氏が代表だった漁業協同組合の市からの請負比率は約31%だったと指摘し、兼業禁止規定に抵触する可能性のある50%前後に達していないことなどを挙げた。

 熊本市議会は3月26日、漁協の最終的な請負比率について、北口氏が代表だった別の漁業団体が市から請け負った業務を漁協に再委託した分を含めると、最終的に計約67%になるとし失職を全会一致で可決。市議会は北口氏が不当な要求を繰り返し市の業務を妨げたとして3度辞職勧告していた。

 北口氏は4月の不服申し立てで、漁協の請負比率は市議会が指摘しているほど高くはなくなどと主張していた。

 北口氏は12日「正しい判断を示してもらい大変ありがたい。市議会側には、知事判断を尊重し訴訟により混乱を深めないようお願いしたい」とのコメントを出した。〔共同〕

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