2018年11月16日(金)

英当局、フェイスブックに罰金 個人情報流出で

2018/7/11 22:30
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【ロンドン=篠崎健太】米フェイスブックから8700万人分の個人情報が英政治コンサルティング会社へ不正に流出した問題で、英国のデータ保護当局は11日までに最大50万ポンド(約7400万円)の罰金を科す方針を発表した。個人情報保護法が求める利用者情報の保護を怠り、第三者によるデータ収集について透明性を欠いていたと結論づけた。

欧州ではフェイスブックに対する批判が相次いでいる(5月、ブリュッセル)

情報コミッショナー事務局(ICO)が発表した。不正流出は3月に発覚した。英研究者が学術目的で得たフェイスブックの利用者情報が横流しされ、2016年の米大統領選でトランプ氏陣営を有利にする選挙工作などに使われたとされる。

ICOは今後、フェイスブック側の意見を聞く機会を設けた上で、最終的な処分を決める。個人情報保護法が定める罰金の最高額50万ポンドが科される公算が大きい。

欧州連合(EU)は18年5月、企業などに個人情報の厳しい管理を求める「一般データ保護規則(GDPR)」を施行した。新ルールでは違反企業に最大で、2000万ユーロか世界全体の年間売上高の4%の高い方が制裁金として科せられる。今回の不正流出問題はGDPR施行前の事案だったため、フェイスブックは巨額の制裁を免れた。

ICOのエリザベス・デナム事務局長は11日朝の英BBCのラジオ番組で、フェイスブックからの個人情報流出は「極めて重大な法令違反だった」と強調。仮にGDPRに基づく処分が適用されていたら「かなり高い制裁金を科されることになっただろう」と語った。

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