2019年5月23日(木)

ラングレス、イヌの気持ちが分かる端末お披露目

2018/7/11 18:31
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ペットテック系スタートアップのラングレス(旧イヌパシー、東京・墨田、山入端佳那社長)は11日、犬の気持ちを可視化するウエラブル端末「イヌパシー」の先行予約発表会を開いた。4匹の犬が実際にイヌパシーを装着して登場、飼い主などになでられる度に「幸せ」などの感情を表した。山入端社長は「今後は犬に限らず、色々な動物や赤ちゃんなど言葉をしゃべることができない人間にも応用していきたい」と事業分野拡大の方針を示した。

イヌパシーは犬の心拍データを解析し、5色で感情を表す。具体的には虹色が幸せ、白色が興味津々、緑色がリラックス、オレンジ色が興奮、紫色がストレスを感じている状態。心拍変動解析という技術で、拍と拍の間隔に基づき感情を区別する。犬の毛をそったり肌にジェルを塗ったりすることなく、毛の上からそのまま装着できる技術は世界初という。

創業者で製品開発者の山口壌二氏は「自分が飼い犬の気持ちを知りたいという気持ちが高まり過ぎて最初は趣味の範囲で開発したが、今はこの価値ある技術を世界に広めていきたい」とした。

イヌパシーは6月末にメール会員に限定して先行予約を開始したところ、予約開始3分で111個の予約上限数に達するなど反響が広がっている。今後はまず日本国内限定で7月15日11時から888個分の一般向け予約を受け付ける。通常価格は3万3000円。製品の受け渡しは12月上旬を予定する。

イヌパシーに活用している心拍変動解析技術は様々な動物に応用が可能という。すでに牛への応用で大企業との共同事業が始まっており、今後は創薬分野や人間での活用なども検討する。技術力のあるスタートアップや中小企業を支援するリバネス(東京、新宿)の丸幸弘社長が経営顧問としてこのほど参画した。丸社長は「大企業との協業などを後押しし一気に業容を拡大していきたい」とした。(京塚環)

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