2018年11月16日(金)

トランプ氏、ドイツを痛烈批判 「ロシアの捕虜だ」

2018/7/11 17:54
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【ブリュッセル=中村亮】トランプ米大統領は11日、ドイツがロシアから天然ガスを大量購入する計画を痛烈に批判した。トランプ氏はドイツのロシアへのエネルギー依存度が高まるとして「ドイツはロシアの捕虜のようなものだ」と指摘。米欧はロシアの軍事的脅威への対抗で結束を目指すが、ドイツがガス購入を通じてロシア経済を潤わせるのは「とても不適切だ」と不快感を示した。

トランプ氏が11日午前、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の開幕に先だつストルテンベルグ事務総長との会談で語った。トランプ政権は貿易政策や防衛費負担でドイツに不満を漏らしてきたが、批判の矛先がエネルギー政策にも向かった格好だ。

ドイツはバルト海の海底にパイプラインを建設してロシア産の天然ガスを輸入する「ノルドストリーム2」という計画を進めている。トランプ氏は「我々はロシアに対する防衛をするのにドイツはロシアに巨額の資金を支払っている」と批判した。

ストルテンベルグ氏は「NATOは意見の違いがあってもお互いを守るために結束する」と強調した。だがトランプ氏は「ある国が我々が対抗しようとしている相手国からエネルギーを買おうとしているのにどうやって協力できるだろうか」と反論。ロシア産ガスの輸入問題は「NATOにとっても重要な話だ」と訴えた。

ドイツ政府機関の統計によると、ドイツの天然ガスの輸入元は2015年時点でロシアが最大の31%を占めている。ノルドストリーム2にはロシアの脅威の最前線に位置するポーランドやウクライナも反対している。

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