2018年11月14日(水)

6月企業物価、「川下」の伸び鈍く 消費者物価上げに力不足

2018/7/11 18:47
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日銀が11日発表した6月の企業物価指数は、消費者に近い「川下」にあたる最終財が前年同月比で2カ月連続で上昇した。原油高の影響が色濃いものの、「川上」の素原材料に比べると伸びは鈍く、最終財で価格転嫁が進んでいない状況が改めて浮かび上がった。消費者物価指数(CPI)の上昇が加速するには力不足といえる。

素原材料は前年同月に比べて18.8%上昇。石油や液化天然ガスのほか、国内の建設向け需要が好調な鉄くずなどの価格上昇が影響し、2017年10月以来の高い伸びだった。

最終財の上昇率は5月の0.3%に比べると拡大したが、0.6%にとどまった。

最終財の中では非耐久消費財が1.4%上昇。大きく寄与したのは原油高の影響で値上がりしたガソリンだ。ほかに、「すし・弁当・おにぎり」が原材料高を受けて内容量を減らす実質的な値上げで上昇した。値上げによる消費者離れを防ぐため、内容量を減らす対応をしているという。

耐久消費財は1.3%下落した。ルームエアコンや冷蔵庫が新製品の投入から時間がたって価格が下がった。

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