2018年11月22日(木)

西日本豪雨、死者168人に 首相が被災地視察

2018/7/11 10:46 (2018/7/11 13:46更新)
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西日本を襲った記録的豪雨の被災地では11日、行方不明者の捜索やインフラの復旧作業が続いた。死者は同日午前までに12府県で計168人に上り、なお70人超の安否が不明だ。幹線道路の通行止めが続いているほか、25万戸超で断水が起きている。安倍晋三首相は11日、岡山県を訪問し、被災状況などを視察した。

豪雨の影響で泥に埋まった車や漂流物が散乱する真備町地区(11日午前、岡山県倉敷市)

避難所を視察する安倍首相(11日午前、岡山県倉敷市の第二福田小学校)

これまでに死亡が確認されたのは広島県67人、岡山県56人、愛媛県26人など。ほかに広島県などで多くの人が安否不明となっている。

広島県福山市では11日朝、山間部のため池でひび割れが見つかり、同市は決壊の恐れがあるとして周辺地区の25世帯に避難指示を出した。

総務省消防庁の11日朝の集計によると、全壊や床下浸水などの住宅被害は31道府県で計2万2184棟。10日夕時点で386の避難所に約8000人が身を寄せた。被災地では11日も気温の上昇が見込まれ、避難者の健康の確保が課題になっている。

高速道路は土砂の流入などにより11日朝の時点で8路線8区間が通行止め。鉄道も貨物を含む11事業者28路線で運休が続いた。中四国4県で800戸が停電しているほか水道は10日午後8時時点で計25万5237戸が断水し、復旧が遅れている。

安倍首相は自衛隊のヘリコプターから、堤防の決壊で大規模に冠水した倉敷市の真備町地区や、爆発事故を起こした総社市のアルミ工場などを視察した。被害状況を見て回り、今後の支援や復旧に生かす。

首相は倉敷市で避難所となっている小学校を訪れ、被災者に「生活の再建をしっかりやっていく。不安があったら早めに相談してください」と語った。今回の災害で首相が被災地を視察するのは初めて。

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