トヨタ、ハワイでカーシェア 販売店にアプリ提供
トヨタ自動車は11日、米国ハワイ州でカーシェアリング事業を始めたと発表した。事業用アプリを現地の販売店に提供し、販売店がサービスを提供する。利用者はスマートフォン(スマホ)アプリを通じてホノルル市内に25カ所ある拠点から「プリウス」などの車をいつでも予約できる。ドアロックの開閉やエンジンの始動にもスマホを使う。
「Hui」の名称でサービスを始めた。ハワイの販売店、サーブコが運営を担う。ネットワークを通して車や利用者の状況、決済サービスを管理する。アプリはIT(情報技術)事業を手がけるトヨタの子会社と米マイクロソフトの共同出資会社である「トヨタコネクティッドノースアメリカ」が開発した。
トヨタは販売店を介したカーシェアサービスの実用化に向け、昨年からハワイで実証実験をしてきた。今後は展開地域の拡大も検討する。
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