2018年7月16日(月)

トランプ氏、対ロ関係改善に意欲 訪欧スタート

トランプ政権
ヨーロッパ
北米
2018/7/11 6:10
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 【ブリュッセル=中村亮】トランプ米大統領は10日、1週間にわたる欧州歴訪を始めた。トランプ氏は出発に先立って米ホワイトハウスで記者団に対し、ロシアのプーチン大統領について「競争相手だ」と指摘しながらも「ロシアと良い関係を築くことは良いことだ」と強調。米ロ関係の改善に意欲を示した。一方、通商・安全保障面で同盟関係の欧州諸国への批判を繰り返した。

10日、トランプ米大統領はベルギー、英国、フィンランドの歴訪を始めた(米メリーランド州)=ロイター

 トランプ氏は現地の10日夜、ベルギーの首都ブリュッセルのメルスブルク空軍基地に到着した。11~12日の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する。13日には大統領就任後で初めて英国を訪問しメイ首相と会談。16日にフィンランドの首都ヘルシンキでプーチン大統領との首脳会談に臨む。

 トランプ氏は10日、ツイッターで「欧州連合(EU)は我が国の農業者や労働者、企業が欧州でビジネスができないようにしている」と指摘。「EUは愉快にも米国が欧州を防衛し、その費用を負担することを望んでいる。こんなのはうまくいかない!」と訴えた。10日は4回にわたってNATOを批判した。

 NATOのストルテンベルグ事務総長は10日の会見で「私の責務は(米欧間の)貿易問題が解決しなくてもNATOでの協力に与える悪影響を最小にすることだ」と指摘。安全保障面での米欧の結束の重要性を訴えた。

 NATO首脳会議には欧州主要国のトップが出席する。主要国首脳とトランプ氏の顔合わせは、6月上旬にカナダで開いた主要7カ国(G7)首脳会議以来。欧州諸国はトランプ氏が対立するはずのロシアに接近し、米欧同盟の溝が深まる事態を警戒している。

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